民家・町並みサークル 公式ページ

活動履歴

2015年度の活動記録

どう見てもアメリカ!「ジョンソンタウン」と近代建築の「武蔵豊岡教会」「旧石川製糸西洋館」

2015年6月20日 担当:田村公一
埼玉県入間市内の近代建築を巡りました。
武蔵豊岡教会・旧石川製糸西洋館・旧黒須銀行・ジョンソンタウン・文化創造アトリエアミーゴほか

 

北陸見学会

2015年10月10、11日 担当:内記志郎、川原勝廣
富山県高岡市の重伝建地区(山町筋・金屋町)や五箇山の合掌造りの集落を訪ねました。
瑞龍寺(国宝)・前田利長公墓所・山町筋(萱野家・山町資料館・御車山会館)・金屋町・五箇山(相倉合掌集落・萱沼集落)ほか

 

 

旧丸山変電所と碓氷峠の鉄道遺産群を巡る

2015年11月3日 担当:大澤紀和
秋の特別公開に合わせて、群馬県安中市の明治期の煉瓦造の変電所跡を見学し、旧信越線碓氷峠に遺るアプト式鉄道の旧線跡のアーチ橋やトンネルを歩きました。
旧丸山変電所・碓氷第3橋梁(めがね橋)・熊ノ平駅跡ほか●千葉市見学会             
2016年1月23日、担当:田村公一

 

 

千葉市内の近代建築を訪ねました。

神谷伝兵衛稲毛別荘・旧川崎銀行千葉支店・千葉教会・千葉大学医学部(本館・サークル会館)、千葉刑務所(正門・管理棟)

 

 

 

話題提供 

5月 「東京駅ができるまで」 話者:天野あゆみ
7月 「渡名喜島のお話」   話者:満田照世
10月「太宰治と碧雲荘」   話者:田村公一
11月「軽井沢の近現代建築」 話者:大澤紀和

 

 

静岡県焼津市「花沢の集落」「宇津ノ谷の町並み」見学会

報告:山崎 幸一(トラストトレイン プロパティマネージャー) 

9:45焼津駅に総勢17名が集合して、バスにて花沢の里へ。山に囲まれた狭長傾斜地にある30戸ほどの集落。蜜柑栽培などの盛業のために建物が増改築された長屋門作りの古民家などが、平成26年に重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。やまぶきや散り始めた桜が、美しい複雑な装飾がされた趣のある民家の黒い板壁によく映えていました。水車小屋や北端の法華寺まで散策後、宇津ノ谷へ移動。
宇津ノ谷峠の「明治のトンネル」は日本で最初の有料トンネルです。
当初測量技術や掘削技術が未熟のため「くの字形」で、出口が見えなかったそうです。それで50も灯されたカンデラの失火で、角材の「木角合掌作り」の枠組みが崩れ、その後赤煉瓦で改修され、一直線になりました。運転手さんに「真っ暗だよ」と脅されて行ったけれど、天井にランプが灯されていて、赤煉瓦の美しい風情がなおいっそう増していました。でもひとりでは不気味そう。
「宇津ノ谷の町並み」は傾斜地の両側にありました。建物の梁に丸太をそのまま使っていたり、材木の反りや曲がりをうまく利用しているのには感心しました。東海道旅人の休憩所の、名物「十団子」や田楽を商っていた茶店の名残か、屋号の書かれた大きな板が全戸に掲げられていました。今は骨董屋になっている「お羽織屋」という店は、秀吉に褒美に与えられた和紙と絹でできた陣羽織が今もあるそうな。私らは先頭でさっさと通ってしまったのですが、その陣羽織をみなさんは見せていただいたのでしょうか。
昼食は、芭蕉 十返舎一九 広重にも登場する丸子(まりこ)の名物とろろ汁の丁子屋で、あこがれのとろろ汁に舌鼓。さわやかウォーキングで何度か丸子を訪れていたけれど、いつもは茅葺の高級そうなお店を眺めるだけ。今回迷路のように複雑で、大きなお店に初入店。食後自己紹介のあと解散。
私ども夫婦はすぐ近くの掛川市からの初参加でしたが、会員の方は東京をはじめ山口県や富山県や遠方から来られているのにはびっくりしました。私はSLの方で部門が違うけれど、町並みサークルの方々と楽しく交流が出来ありがとうございました。昼食時に田村会長の許可を得てトラストトレインのパンフレットを配らしていただきました。トラストトレインへのご支援もよろしくお願いいたします。
また機会があればぜひ「町並み見学会」に参加させていただきたいと思います。

 

富山県射水

報告:田村 公一 
昨年10月、サークルの「北陸高岡・五箇山」見学会の次の日が祝日だったので、高岡に宿泊した私は「ドラえもん列車」(ドラえもんに似た青い"ズングリムックリ"の車体が可愛らしい)で有名な「万葉線」で射水市新湊(しんみなと)にある「内川の橋巡り」に行ってみた。

TVのコマーシャルで度々、趣のある内川と家並が紹介されていたからだ、北陸新幹線が出来ていなかったなら、北陸本線から足を延ばさなければならない「射水」にはなかなか来られない。高岡市内では、路面電車の「万葉線」はのんびりと市街地を抜け田園・工場街を走り、「新町口」に着いた、歩いて「川の駅新湊」に行き、レンタサイクルを借り、町を一巡りし町のイメージを確認する、「内川」は荒波の日本海の内側にある幅25〜50m程、全長2Km程の穏やかな「船運河」だ、水面から岸までは1mも無く、両岸には小舟が?がれ、木造の家並が運河に向かって屋根の向きをそろえ生活感のある景色を作っている。
小樽運河埋め立て前の景色にそっくりなのには嬉しかった、川幅、水位、人のいない様子などはどちらも同じ、両岸に?がれている船は、内川が小さい小舟で、小樽は中規模のハシケだった、小樽は石造の倉庫街、内川は木造の民家と違いはあるが、どちらも趣が有る、私が民家や町並みに興味を持った原点が小樽なので懐かしく思えた。
内川には個性豊かな15の橋が掛けられていて、生活しながら渡る橋からの「立山の眺め」は郷愁を誘い素晴らしい、その為「あなたへ」「RAILWAYS-2」などの映画ロケにしばしば使われるそうだ。町並みは、間口3〜4間、平入の小さな家屋が隣とびっしりと接しながら続いている、そして所々で半間ほどの路地が有りその先に運河が見えるのだ。民家と商家、漁師の家と混在しているようだが、人通りも少なく過疎のイメージはぬぐえない、あまり食堂も無いのでコンビニでお弁当を買い、折からの雨に、神社で雨宿りをし運河を眺めながら昼飯とした。
地元の人の話では「射水」は経済的に潤っており、あまり観光には熱心ではないそうだが、外国人が設計した橋や帆船「海王丸」が公開されている、しかし私は"昭和のイメージ"の「船運河」のほうが好きなので、1500円で観光船に乗り、内川の運河から家並みを眺め、日本海に出て、海王丸を真下から見学した、その時空が晴れ大きな虹が日本海に架かった。

 

「ロジスリマナドン」参加記

報告:多児 貞子
たいとう歴史都市研究会の椎原晶子さんからFacebookで「ロジスリマナドン」へのお誘いを受けた。カタカナで書かれた意味不明な文字に、これって何?というのが第一印象。でも椎原さんからのお誘いならまちづくりに関係があるのだろうと考えたら、最初の「ロジ」は路地。他の参加者に皆川典久さんがいるから「スリ」はスリバチだろうと気づいた。つまり、歩きながら地形の高低差を読み解き楽しむ。テレビの「ブラタモリ」が話題に上がるが、皆川さんは、そのトップランナー。そして「マナ」はまな板。沖積低地を意味する。最後の「ドン」はどん詰まり、袋小路、行き止まりで「ドンツキ」。この言葉は、はっきりは分からないが、滋賀県の一部の地域の方言らしい。
民家・町並みサークルは、地上に建つ建築に関心を持つグループだが、「ロジスリマナドン」は建築の足元、地形や土地の形状を観察・探究して、そこから太古からの歴史を読み取ろうという人たちで、何を見つけても楽しくてしょうがないという人たちばかりだ。
谷中銀座の入り口、「ゆうやけだんだん」の上の広場が集合場所。階段の上なので車は入ってこないうってつけの場所だ。受付を済ますと、四つのコースの中からどれに参加するかを選ばなくてはならない。私は「ドンツキ」に参加することにした。ドンツキの案内人は、向島を拠点にまちづくりに関わってきた齋藤佳さん。実に物静かな語り口で、家々の間の細い道を歩くので、ドンツキリーダーにはピッタリで時々口の前に指をたてて合図する。
今回、歩いて気づいたのは、ほとんどが良く知っている道、それなのに初めての道なのだ。つまり、日頃、人の歩く道をお行儀よく歩いていて、脇道にそれることがないということ・・・探究心に欠けるか、臆病か、いつも急いでいるかだ。最初に細い道に入った時は、ここにこんな道あったっけ!と思ったが、忍び足で歩いていくと、馴染の道に出た。そこからまた脇道に入ると「初音小路」に入った。う〜ん、なるほど!
ついで、門に彰義隊の戦争の弾痕が残る経王寺の横の道を西日暮里方向に歩き始めた。諏方神社に向かう道で、細い尾根道の両側は断崖で東側はJRや京成線の線路、西側は住宅地。かつては、東に筑波山、西に富士山が見える風光明媚なところだったが、富士山はとうとう見えなくなった。歩いているとドンツキリーダーがひょこっと脇道に入った。植木鉢がたくさん並んだ細い道を行くと、個人のお宅の玄関前に出て、そこで行き止まり。行き止まりのところは急な崖になっている。見ると崖下からもこちらに細い道が延びていて行き止まり。どちらからもドンツキで、行き来ができない。参加者の一人が、このドンツキ、ロミオとジュリエットだねと。お互いに見えていて、繋がらない・・・言い得て妙だ!
こんな調子で、町をぞろぞろ歩く。こんなとこにマンホールがあるが、この水はどう流れていくのだ、とか、何を見つけても好奇心を発揮する。今度はよみせ通りから路地を西に入ると電柱に「この先 通行止」の張り紙があってフェンスで行き止まりになっている。でもこの道はもともとのドンツキなのだろうか?あとからドンツキになったのだろうか。
そこには大きなマンションがあって、1階が駐車場か自転車置き場なのだろうが広場のように見える。広場の向こうに不忍通りの車の流れが見えて、このフェンスが無ければ随分近道だし、万一の時の逃げ場になるのになあ、とお節介な考えをめぐらす・・・。
こうして谷中の低地からまた高台にあがり、谷中墓地に入った。天王寺の正面の桜並木から脇に入って歩くこと5分余りで、芋坂の跨線橋の手前にでた。芋坂を下りたところに羽二重団子があるので、夏目漱石などの文学作品にも登場する有名な坂だが、今は鉄道敷設で坂自体がなくなっている。芋坂跨線橋の下、鉄道線路の手前に広場があって、ドッグランになっているが、そこの八重桜が満開でしばしお花見ができた。
ドンツキリーダーが言うには、このドッグランの場所は、「ロジスリマナドン」の聖地なのだそうだ。ロジを抜けてくると、スリバチ地形の高低差の大きな場所で、底の部分はマナ板、しかも先は線路なので行き止まり、ドンツキなのだ。ロジスリマナドンの聖地で記念写真を撮って午前の部は終了。みんなの足は自然に跨線橋を越えて羽二重団子に向かった。 

 

2016年5月の話題提供 「ふらっと歴史建物探訪」

5月11日の定例会の話題提供は、田村公一さんによる「ふらっと歴史建物探訪」のお話でした。
「ふらっと歴史建物探訪」は、週刊ポスト(小学館)で2013年5月から連載されており、作者は『東京女子高制服図鑑』(1985)などの著書で有名な森伸之氏です。東京23区内の「歴史建物」を地区ごとに複数ピックアップし、緻密ながら親近感のあるタッチの絵と文章を散りばめており、毎回楽しげな1ページとなっています。
田村さんは、ご自身の地元である杉並区内の建物を取り上げた回で取材交渉役を引き受けたことがきっかけで、その後も長年の人脈を生かして取材先の開拓や交渉などを手伝われているそうです。
個人的には最近見学・調査などで関わった『No.129 渋谷駅周辺 宮益坂ビルディング』の回が印象に残っています。

 

サークル定期会議(平日夜間)

  • 定期会議のようす
  • 予告:2014年 11月10日(水曜日) 定期の例会を行います。
  • サークル定期会議(平日夜間・毎月第2水曜日)
    毎回 19時〜21時頃迄 会場:トラスト事務局(麹町)
  •  毎週第2水曜日に開催している定期会議では、毎回会員の建築家や研究者が、サークルでしか聞けない貴重な建築の話を、テーマを変えながら講演します。この講演が魅力で、毎月通ってくる人も。誰でも参加できます。あなたも気軽に参加してみませんか?
    定期会議では、会報の発送等も行いますので、会報の発送にご協力いただける方も、ぜひお越しください。 
    ※トラスト事務局への行き方:東京メトロ有楽町線「麹町駅」2番出口より徒歩約2分又は、東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」2番出口より徒歩約6分,(東京都千代田区麹町4-5 海事センタービル4階)

    ■定期議講演会と作業の予定
  • 過去の定期会議講演会の記録(終了した講演会)
  • 4月9日(水)
    3月12日(水) サークルニュース発送作業(担当:満田照世)
    2月12日(水) 小樽のお話
    1月8日(水) 定例休み 篠原浩一
    12月11日(水) サークルニュース発送作業
    11月13日(水) 建築から見た幕末・明治 天野あゆみ
    10月9日(水) 大澤紀和氏講演
    9月11日(水) サークルニュース発送作業
    8月14日(水) 定例休み
    7月10日(水) 藤沢・近藤邸について(遠藤新設計) 田村公一
    6月12日(水) サークルニュース発送作業
  • 第8回 2013年3月13日(水曜日) 
    第7回 2013年1月9日(水曜日)   「筑波山麓の建物の紹介と保存と修復、」田村
    第6回 2012年12月13日(木曜日) 「静岡県松崎町岩科地区の海鼠壁の建物の現状と意識(静岡県松崎町)」 萩原
    第5回 2012年11月14日(水曜日)  「足助の魅力」 満田
    第4回 2012年10月10日(水曜日) 「信州 中山道と宿場町見学会(長野県東部編)の魅力」(大澤)
    第3回 2012年9月12日 (水曜日)  「旧本多忠次邸」(岡崎市)復元について 大平秀和(一級建築士・伝統技法研究会)
    第2回 2012年7月11日(水曜日)  「洪水との闘いの象徴「吉田家水塚」の移築完了(埼玉県久喜市栗橋)」 渡辺・伊郷
    第1回 2012年6月13日(水曜日)  「今は亡き戦前の名建築その1」 金田正夫(無垢里代表・工学博士)

 

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会員リンク

 

ちはら町並み美術館


お問合わせ

公益財団法人
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民家・町並みサークル
東京都千代田区麹町4-5 4階
TEL:03(6380)8511
mail:info☆m‐machi.com
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設立1986年7月10日

会員約140名